2025年04月24日
【絵本レビュー】おならで大活躍!?『へっこきよめさま』(ポプラ社)
『へっこきよめさま』
(文:中脇初枝/絵:林桂子・門野 真理子/解説:西本 鶏介/ポプラ社)
はじめに 〜笑いと教訓が詰まった日本の昔話〜
日本の昔話には、ユーモアと教訓が巧みに織り交ぜられた作品が多くあります。『へっこきよめさま』もその一つ。おならが引き起こす騒動を通じて、個性や思いやりの大切さを伝えてくれます。
あらすじ 〜おならがもたらす騒動と幸せ〜
昔々、ある村に働き者で美しいお嫁さんがやってきました。彼女には一つの秘密がありました。それは、とても大きなおならをすること。ある日、我慢できなくなったお嫁さんが放ったおならで、家の天井が吹き飛び、お姑さんまで吹き飛ばされてしまいます。困った夫は、お嫁さんを実家に帰すことに。
帰り道、お嫁さんは困っている人々に出会います。小間物屋さんが柿が食べたくて困っていると、お嫁さんはおならで柿を落として驚かせます。また、大きな船が動けなくなっていると、おならで動かして助けてあげます。元お嫁さんのおならは、次々と人々を助け、感謝されることに。最終的には、夫もお嫁さんの特技を認め、再び一緒に暮らすことになります。
そして、おならを存分に放っても平気なように家の奥に丈夫な一間を用意しました。それから、ここを「へや」というようになったとか。
読み聞かせしてみて感じたこと 💭
子どもたちは、おならの音や騒動に大笑いしながらも、お嫁さんの優しさや思いやりに心を動かされます。ユーモアを交えた物語は、子どもたちの興味を引きつけ、楽しい読み聞かせの時間になりますよ。ゲラゲラ笑える絵本って意外と少ないので、我が家ではよく読んでいます。
おすすめ年齢 🎂
3歳〜6歳ごろ
👉 幼稚園〜小学校低学年のお子さまにぴったり。ひらがな中心の読みやすい文章と、親しみやすいイラストで、初めての読み聞かせにも最適です。
ちょこっと豆知識 ✏️
「へっこきよめさま」は、日本各地に伝わる昔話の一つで、地域によってさまざまなバリエーションがあります。おならをテーマにしたユーモアあふれる物語は、子どもたちに人気があります。
読み聞かせのちょこっとコツ 🎤
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おならの音を楽しく表現しよう
「ぶわーん!」と、おならの音を大げさに読むことで、子どもたちの笑いを誘います。 -
登場人物の感情を声で表現しよう
お嫁さんの困った様子や、夫の怒り、困っている人々の驚きなど、感情を声のトーンで表現すると、物語がより生き生きと伝わります。 -
物語の教訓を話し合おう
読み終えた後、「自分の特技を活かすことの大切さ」や「思いやりの心」について子どもたちと話し合うと、理解が深まります。
まとめ 🌿
『へっこきよめさま』は、ユーモアと教訓が詰まった日本の昔話です。おならというユニークなテーマを通じて、個性や思いやりの大切さを伝えてくれます。読み聞かせを通じて、親子で楽しい時間を過ごしながら、大切な価値観を共有できる一冊です。


















