【コラム】絵本読み聞かせはいつから始めるべき?【絵本レビュー】心に残る名作『にんぎょひめ』(ポプラ社)

2025年04月09日

【絵本レビュー】知ってるようで意外と知らない?『三びきのこぶた』(ポプラ社)

今回は、ポプラ社の「はじめての世界名作えほん」シリーズの中から、イギリス発祥の有名なお話『三びきのこぶた』をご紹介します。

私自身も子どものころに読んだ記憶があるけれど、実は細かい展開を覚えていなかったり…?
あらためて読み返すと、意外な発見もある楽しい一冊でした♡

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◆基本情報
発行所 ポプラ社
文 中脇初枝
作画 生野裕子
美術 門野真理子
定価 本体600円(税別)


どんなお話?(あらすじ)

ある日、おかあさんぶたが三びきのこぶたたちにこう言います。
「もうすっかり大きくなったね。さぁ、これからは自分で家を建てて、暮らしていくんですよ。」

こうして、三びきのこぶたたちはそれぞれ自分の家を建てることにしました。
一番上のこぶたは、軽くて簡単にできる“わら”の家。
二番目のこぶたは、少し丈夫な“木”の家。
そして、一番下のこぶたは、手間と時間をかけて、がっしりとした“れんが”の家を建てました。

そこへ現れたのが、おそろしいオオカミ。
「こぶたくん、こぶたくん、あけておくれ〜!」とやって来ますが、こぶたたちが断ると…!

オオカミはまず、わらの家をふーっと吹き飛ばし、一番上のこぶたを追いかけます。
こぶたは大急ぎで二番目のこぶたの木の家へ逃げ込みますが、そこもあっという間に吹き飛ばされてしまいます。

とうとう二匹は三番目のこぶたのれんがの家へ。
オオカミがいくら息をふきかけても、びくともしないれんがの家。
怒ったオオカミは、煙突から中に入ろうとしますが……こぶたたちはその下に大鍋を用意!

真っ逆さまに落ちたオオカミはびっくりして逃げ出してしまいました。
三びきのこぶたは力を合わせ、無事に安全な暮らしを手に入れることができたのでした♪


読み聞かせしてみて感じたこと

リズムの良い繰り返しがあるので、小さい子どもでもストーリーにすぐ馴染めます。
わが家では、ふーっ!と息を吹くシーンで大盛り上がり!子どもが真似して「ふーーー!」とやってくれます(笑)

怖すぎない表現なのに、ハラハラ・ドキドキ感がしっかりあって、最後のオチもスカッと爽快。
努力することの大切さや、コツコツの力を感じられるのも素敵なポイントでした。


おすすめ年齢

3歳〜小学校低学年くらいがおすすめ。
文章量もほどよく、読み聞かせしやすい長さです。
繰り返しの多い展開は、幼児さんでも自然と内容を理解できるので、はじめてのストーリー絵本にも◎。


豆知識コーナー 🐷

📌 「三びきのこぶた」はどこのお話?
実はイギリスの昔話がもとになっているんです。
最初に書かれた記録はなんと19世紀!長く世界中で愛されている物語なんですね。

📌 ラストの展開、実は国によって違う!?
日本では「オオカミがこわくて逃げた」と描かれることが多いですが、海外ではもっと大胆な結末になっていることも…。ポプラ社の絵本は、小さな子にもやさしい内容で安心です♪

📌 こぶたたちの「家づくり」には意味がある?
それぞれの家は、努力の量と結果を表していると言われます。
れんがの家が壊れなかったのは、手間を惜しまず準備した“努力の象徴”なんですね♡


『三びきのこぶた』読み聞かせのちょこっとコツ 🐷

🏠 家づくりのくだりはテンポよく
わら・木・れんがの家をつくるシーンは、それぞれ少しずつトーンやテンポを変えて読むと、家の“強さ”が伝わりやすくなります。
たとえば、「わらの家」は軽い感じ、「れんがの家」は重厚感のある声で♪

🐺 オオカミのセリフはちょっと芝居がかった声で!
「こぶたくん、こぶたくん、あけておくれ〜!」のセリフは、
あえて“コミカルな低音”で読めば、怖がりな子も安心して楽しめます。

💨 「ふうのぷうのぶーう!」の場面は一緒にやってみて
子どもが大好きな吹き飛ばしシーン。
「ふーーっ!!」と一緒に息を吹いたり、ジェスチャーで風を表現したりすると、ぐんと盛り上がります♪

🎉 れんがの家で守られる安心感をたっぷりと
最後は「よく頑張ったね!」の気持ちをこめて、明るく読み切ると、達成感も子どもにしっかり伝わりますよ♡


まとめ

『三びきのこぶた』は、楽しさの中に“学び”がしっかり詰まった絵本です。
ポプラ社のバージョンは、表情豊かなイラストとテンポのよい文章で、飽きずに最後まで読めるのが魅力。

こどもに「ちゃんと努力すること」「協力すること」の大切さを伝えたいときに、さりげなく読んであげたい一冊です。



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