2025年04月08日
【絵本レビュー】昔話の定番!『ももたろう』(ポプラ社)
今回は、ポプラ社の「はじめての世界名作えほん」シリーズの中から『ももたろう』をご紹介します。
日本の昔話といえば、やっぱり「ももたろう」は外せませんよね。
我が家でも「そろそろ昔話デビューしてみようかな」と思い、この王道作品を手に取りました♪
◆基本情報
発行所 ポプラ社
文 中脇初枝
作画 山田みちしろ
美術 渡辺由美
定価 本体600円(税別)
どんなお話?(あらすじ)
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが仲良く暮らしていました。
ある日、おじいさんは山へしば刈りに、おばあさんは川へ洗濯に出かけます。すると、川の上流から、大きな大きな桃がどんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきました。
不思議に思いながらも、その桃を家に持ち帰り、ふたりで切ってみると…なんと中から元気な男の子が飛び出してきます!
ふたりはびっくりしながらも大喜び。この子に「ももたろう」と名付け、大切に育てました。
ももたろうはすくすく育ち、立派な若者になります。
そんなある日、村人たちの話から、遠くの鬼ヶ島に住む鬼たちが村を荒らし、宝物や食べ物を奪っていることを知ります。
「ぼくが鬼を退治してくる!」
ももたろうは勇気を胸に、鬼ヶ島へ向かう決意をします。
おばあさんは心配しながらも、ももたろうのために特製のきびだんごを作って持たせてくれました。
旅の途中、ももたろうは、犬・さる・きじに出会います。
それぞれに「きびだんごをひとつくれたら、お供します!」と言われ、快く受け入れたももたろう。頼もしい仲間たちと一緒に、いよいよ鬼ヶ島へと向かいます。
鬼ヶ島についた一行は、鬼たちの大きな門に立ち向かいます。
鬼たちは力も強く、大きな棍棒を振り回してきますが、動物たちはそれぞれの得意技で応戦!
犬は鋭い牙で鬼にかみつき、さるは身軽な動きで敵を翻弄し、きじは空から攻撃。
ももたろうも負けずに、力強く鬼たちに立ち向かいます。
力を合わせて戦った末、とうとう鬼の親分が「もう悪いことはしません…」と土下座して謝ります。
ももたろうたちは、村人から奪われた宝物や食べ物をすべて取り戻し、仲間たちとともに凱旋します。
村ではみんなが大喜び。
ももたろうは英雄として迎えられ、おじいさん・おばあさんとまた幸せに暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。
読み聞かせしてみて感じたこと
全体を通して、昔話ならではのテンポの良さがあり、読み聞かせしていて心地よいです。
うちの子は特に、動物たちが登場する場面が大好きで、「次はだれが出てくるの〜?」とワクワクしていました。
鬼ヶ島での戦いも、絵が怖すぎないので安心。
正義感や友情、協力の大切さを自然と感じられるのが、この絵本の魅力だなぁと思いました。
『ももたろう』読み聞かせのちょこっとコツ 🍑
👶 「おばあさんが川で洗濯していると…」はゆったりテンポで
昔ばなしらしい語り口を意識して、イントロは少し“語りかけるように”ゆっくりめに読むと、子どもが世界観に入りやすくなります。
🎵 「どんぶらこ〜どんぶらこ〜」はリズムよく♪
繰り返しの言葉は、ちょっと抑揚をつけて歌うように読むと楽しくなります。
子どもが真似して一緒に声に出すのも◎!
👹 鬼の登場シーンは少し声に迫力を出して
「鬼ヶ島」のシーンでは、低めの声やちょっと早口で読むと、冒険の緊張感がUP!
でも怖すぎないように“楽しいおにたいじ”をイメージして♪
💪 きびだんごのくだりは演じる気持ちで
「ひとつくださいな!」「いいとも、仲間になってくれ!」といったやりとりは、声色を使い分けて“寸劇風”に読むと盛り上がりますよ♡
🌸 最後の場面は安心感をこめて
鬼を退治して帰ってくるラストは、ゆっくりと落ち着いたトーンで読み、
「よかったね〜!」と自然に声をかけてあげると、読後の満足感がぐっと高まります♪
おすすめ年齢
✅ 3歳ごろ〜小学校低学年までがおすすめ。
文がやさしく、場面の展開も分かりやすいので、はじめての昔話デビューにもぴったり。
ちょっと長めなので、3歳頃なら読み聞かせ、大きくなったら自分で読む“初めての一冊”としても◎。
豆知識コーナー 🌸
📌 ももたろうの「桃」にはどんな意味があるの?
桃は昔から「邪気をはらう縁起の良い果物」とされていて、ももたろうが桃から生まれるのは“世の中の悪を打ち払う存在”としての象徴でもあるんですって。
📌 鬼ヶ島ってどこ?
鬼ヶ島のモデルにはいろんな説がありますが、香川県の女木島(めぎじま)が有力とされていて、実際に“鬼の洞窟”なんて観光地もあるそうです♪
📌 きびだんごってどんな味?
岡山県の名物で、ほんのり甘くてモチモチ♡
読み聞かせのあと、実際にきびだんごを食べてみるのも楽しい体験になりますよ!
まとめ
『ももたろう』は、日本の昔話の中でも、特に子どもたちに親しまれてきた名作。
ポプラ社の絵本なら、やさしい文体とあたたかなイラストで、安心して楽しむことができます。
初めての昔話にもぴったりの一冊。
勇気、仲間との協力、正義を信じる心…。絵本を通して、子どもたちの中に少しずつ“たからもの”のような気持ちが育っていくといいなと思います。
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日本・世界の名作を合計80冊楽しめるのでこれさえあれば基本的な昔話は網羅できますよ!


















